Nikon Zマウントのカメラに、SONY Eマウントのレンズを使うことが出来るマウントアダプターがある。
薄っぺらい板を挟んだだけの感じの存在感も薄いアダプターだが、
凄い事に高速なオートフォーカスにまで対応してしまう素晴らしいアダプターです。
焦点工房で取り扱いのTECHART TZE-01をVer.4.1.0にファームアップして、
F/2.8の大口径望遠ズームで世界最小最軽量クラスのタムロン 70-180mm F/2.8 Di Ⅲ VXDを付けてみました。
アダプターのファームアップはMACでも簡単にできます。
(レンズのファームは最新Ver.2で、今後ファームアップが必要になった場合はソニーのEマウントボディが必要で、
所有していない場合はタムロンでも対応しています。)
望遠ズームで、ブラックボディなのと、この軽さでF/2.8の開放絞りで実用的な描写が得られるのは惹かれてました。
タムロンのこの小型軽量シリーズはEマウントでしか存在しない。
Zレンズとは黒の質感の違いはあるが、サイズ感はZボディに最適なのではないかと思わせる。
話はそれるが、シグマのミラーレス専用レンズのIシリーズもバランスが良さそうで、使ってみたいと思っている。
このタムロンレンズを使ってみての感想は、AF-Sで、シングルポイントAF フルタイムマニュアル機構も使えます。
ピンポイントAFは使えませんが、顔認識AF、ターゲット追尾AF、動画モードでのAFも使えます。
マニュアルフォーカスリングは繊細な微調整には向いていますが、
ピント移動の回転幅が広いので、マニュアルフォーカスをメインでの使用は実用的でない。
Z6Ⅱから搭載のフォーカス回転方向の変更にも対応している。
動画撮影でもAFは使えるし、静音なのも良いが1発勝負の撮影には信頼度が足りない。
写真撮影でも、ほんとの稀にAFが暴れるので数秒後に撮り直しが許されないAF撮影にはリスクを感じる。
ちなみに、Fringer EF-NZ x Canon EF70-200mm f/2.8L IS Ⅲ USMの組み合わせは信頼ができ実用的です。
Canon独特の描写に拘らないのであれば、大きく重いし静音性と防滴防塵性からも純正Z 70-200の方が良い。
TECHART TZE-01とTAMRON 70-180mm F/2.8(Model A056)に話を戻すと、
カメラのボディ内手ブレ補正にも、写真と動画ともに対応している。
望遠レンズには、レンズ内の手ブレ補正の方が強力に作動するが、このレンズには、もともと搭載されていない。
Exifデータも伝達されて、撮影焦点距離やF値なども記録されるが、使用レンズは50mm f1.4Gと表記される。
望遠域のレンズでは、あまり気にしていないのですが、
LightroomのCamera Raw13.1にはレンズプロファイルも存在しているので歪曲補正なども簡単だ。
写真でも解ると思うがアダプターとレンズ側とが少々キツめでスレた傷が付いてしまった。
300g以上のレンズを取り付ける際は、強度に気を使った取り扱いを推奨しているようだ。
そこら辺を差し引いても、Eマウントのレンズが使える世界と、
TAMRON 70-180mm F/2.8(Model A056)の小型軽量と開放絞りでの描写、なんと言っても価格が魅力的で、
ズーム全域で0.85mの最短撮影距離と70mm側でのマニュアルフォーカス切り替え時のみですが、0.27mのハーフマクロというオマケ付き。
小型軽量を最重視や望遠も使うかもしれないくらいの時には最適です。
Zレンズから70-200 f/4などがレンズロードマップにすら発表されていない間は、かなりのオススメ。
Zレンズ開発陣には是非とも、全長が変わるズームタイプ採用で、小型軽量重視のレンズ手ブレ補正VR搭載レンズの開発。
個人的に、このクラスは、描写を追求しすぎるよりも、ズーム域が50-180mmのF値通しレンズや、70-200mm f/2.8 VRなど、
後手ならではのZレンズにしかない夢のレンズを期待している。
Nikon Z 5 NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Nikon Z 5 NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
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